願いは白い翼に託して
僕は願いの木から生まれた
神様の庭の真ん中にある大きな木が僕の母だ
ふわりとその腕から抱き下ろされたときから、自分の使命を知っていた。生まれ落ちたその瞬間から、願いを叶えるためだけに生きる僕達。それは当たり前の事で、しなければならないことはあっても、したいことなんてなかった。
< 2 / 16 >

この作品をシェア

pagetop