冷酷社長の極上の愛
「恋人ではありません」


「…じゃあ、どういう関係だ?

なんだか親密に見えた気がしたんだが?」


「・・・」


「前原、正直に応えてほしい」


「…父が勤めていた会社の、

御曹司、現北条グループ社長、北条新」


「そんな事はどうでもいい」


「…私を好きだと言ってくれる人です」


「?!!」

・・・

目を見開いた宗吾。

私は力なく微笑み、

こう言った。


「お見合いしたんです・・・

私の恋は、叶わない・・・

私の想いが届かないなら、

北条さんとの結婚も、アリかな?なんて」



「バカな事を言うな!」


?!

宗吾は私を抱きしめた。
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