冷酷社長の極上の愛
「社長?」


「私が好きなのは、ずっと前原、

お前だけだ」


「…冗談はやめてください」


「冗談なんかじゃない。

私は、お前を心から愛してる」



「…想い人がいるくせに」



「それが・・・

前原の事だったらどうする?」


「え?!」


…何の冗談だろう?

そんなことあるはずないのに・・・

私と、宗吾が出会う事なんて、

今までなかったはずなのに・・・


・・・

「…お客様、着陸致しました。

お二人だけなんですけど・・・

下りていらっしゃらないのは・・・」

頭上から、困った顔をした

CAさんの声が聞こえた。
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