冷酷社長の極上の愛
「何がそんなに可笑しい?」


「すみません、でも、

あの状況で、声をかけてくれた

CAさんは凄いなあと・・・

しかも着陸数分前に、あんな話をしてきた

社長も凄いなあ・・と」


「・・・」

更にしわがくっきりとなる。

私は慌てて弁解した。


「決して社長をバカになどしてるわけでは

ないんです・・・

社長の告白は嬉しかったです、凄く。

でも、私は想い人とは違う。違いますか?」


「その想い人が、前原だと言ってるんだ」

そう言った宗吾は、

しわは無くなり、切なげな表情に変わっていた。

・・・

「社長と想い人が知り合ったのは、いつですか?」

「…10年前」

「私はまだ14歳ですよ?

社長は、その時30歳くらいですよね?

子供の私に恋するなんて・・・」

絶対あり得ない。
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