冷酷社長の極上の愛
「こんな雑用、さっさと終わらせろ」


「・・・」


そんな事を言われても、

何年分?と言いたい程の書類の山。

・・・

今日中に終わらせるのは

無理に等しい・・・

困惑する私に、宗吾が言った。


「秘書はこんな雑用をする仕事じゃない。

前原の仕事は、こっち」


「・・え?!」

書類なんて目に入らないとでも言ってるかのように、

崩れる書類の中から、私を引っ張り、立たせた。

・・・

連れてこられたのは社長室。

…いつの間に?

社長デスクのすぐそばに、

もう一つのデスクが用意されていた。

「お前のデスクは今日からそこ。

デスクの上にある書類の整理と、

現場の視察に行くから車の手配・・・いいな?」


…ドキッ。

っとしてしまった私は、

おかしいのだろうか?
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