冷酷社長の極上の愛
だってしょうがないじゃない。

・・・

秘書になって初めて、

宗吾社長のかすかではあったが、

微笑みを見てしまった。

その微笑みがあんまりカッコいいから、

ドキッとせずにはいられない。

・・・

「…おい、前原」


「…へ?」


「…さっさと仕事しろ」


「・・・はい」

・・・

さっきの微笑みはどこへやら。

いつもの怒り顔に変わり、

仕事をしろと言われてしまった。

・・・

さっきの微笑みは、

私の見間違いだろうか?

・・・また、宗吾の微笑みが見て見たい

なんて思う私は、

やっぱり可笑しいのかもしれない。
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