冷酷社長の極上の愛
②いつも守られて
【光司side】
「失礼します。会長、お話が」
社長秘書になってからという物、
会長には、滅多に会うことはなかった。
会長、私たちの父親だが、
他にも数件の会社を経営していたので、
いつもどこかにいて、会う事など無理に等しかった。
・・・
「久しぶりだな、光司。
…どうした、そんなに険しい表情で、
たまの再会だ、もっといい顔を見せてくれよ」
そう言って微笑んだ会長。
仕事に関しては鬼にもなれる性格だが、
普段はこんなに穏やかで、信頼されたいい人物。
しかし、
今はあの書類の件で頭が一杯だった。
会長が、あんな契約を宗吾にさせるとは、
今も信じられなかったから。
「失礼します。会長、お話が」
社長秘書になってからという物、
会長には、滅多に会うことはなかった。
会長、私たちの父親だが、
他にも数件の会社を経営していたので、
いつもどこかにいて、会う事など無理に等しかった。
・・・
「久しぶりだな、光司。
…どうした、そんなに険しい表情で、
たまの再会だ、もっといい顔を見せてくれよ」
そう言って微笑んだ会長。
仕事に関しては鬼にもなれる性格だが、
普段はこんなに穏やかで、信頼されたいい人物。
しかし、
今はあの書類の件で頭が一杯だった。
会長が、あんな契約を宗吾にさせるとは、
今も信じられなかったから。