冷酷社長の極上の愛
さっきまでの雑用の事など、

すっかり忘れていた私。

・・・

デスクの上の書類整理と、

現場視察の車の手配をしていると、

社長室のドアがノックされ、静かに開いた。

・・・

中に入ってきたのは、光輝。

・・・

珍しく、顔が真剣・・・

何があったのか?

「前原さん」


「…どうしたんですか、光輝さん。

…私、何か大きな失敗でもしましたか?」

恐る恐る訪ねると、

首を振った。

・・・ちょっとだけホッとした。

・・・

「ホッとしてる場合じゃないよ」

「・・・え?」


「あの書類整理どうなった?」

「・・・・?!!やってません」

・・・忘れてた。

散乱させたまま。ほったらかし。
< 15 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop