冷酷社長の極上の愛
「すみません、今すぐ「いい、前原」

私の言葉にかぶせ、

宗吾が口を開いた。

・・・

いいって言われても。

あのまま放っておけない。

・・・

「前原の仕事じゃないと思うんだが?

光輝や光司が毎回ちゃんと書類整理をしてたら、

あんな事にはなっていない・・・

違うか、光輝?」

ズバリ言われ、光輝の顔は苦笑い。

・・・

「・・・でも、あの、

私に任された仕事ですし・・・

これが済み次第、そっちの整理に取り掛かります。

会社に泊まり込む覚悟ですから」


私の言葉に、

宗吾も光輝も驚いていた。

泊まり込む。

そこまでして仕事をすると思ってなかったようだ。


「・・・前原」

「あ、社長、お車の準備が出来たかと」

私はまた何を言われるかわからないので、

咄嗟に話を逸らした。
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