冷酷社長の極上の愛
5.二人を待つ最後の試練
・・・それから、

身の回りの整理をして、改めて、

宗吾との同棲をスタートさせた。

・・・

同棲はいいが、

未だに宗吾とはそう言う関係になっていない。

宗吾いわく、

「亜紀のすべてを貰うのは、

亜紀のお母さんが私を認めてくれた時だ」

・・・という事。

・・・

同棲も、宗吾と付き合っている事すら、

お母さんにはまだ話していなかった。

お母さんは、宗吾の事を、まだ勘違いしてる。

・・・

お父さんが亡くなったのは、

宗吾や、白鳥建設のせいだと思い込んでいる。

その勘違いを一刻も早く、

解かなくてはならない。

私は決意も新たに、

母のいる実家に向かった。

「お母さん、久しぶり」

そう言って微笑むと、

母も同じように微笑み頷いた。

「亜紀、小野寺社長の事、ごめんなさい」

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