冷酷社長の極上の愛
「・・・前原」


「何ですか、社長」


「・・・何でも一人で背負うなよ」


「・・・」


「仕事は独りでするもんじゃない。

総務課でも、一人で何でもこなそうとして、

失敗してただろう?」


・・・

ズバリ言われ、

返す言葉も見つからない。

「秘書は前原一人じゃない。

光輝も、光司もいるんだ、ちゃんと頼れ、

いいな?」

・・・

視線は書類に落としたまま、

でもそう言われ、

私は小さく頷いた。

・・・・

「・・・前原」

「なんですか?」

「社長秘書になった事、後悔してるか?」

「・・・」

「答えろ」

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