冷酷社長の極上の愛
…社長室。

仕事を済ませ、後片付けをしていると、

私に近づいてきた亜紀。

・・・

「他に御用がなければ、失礼しますが?」

亜紀の優しい微笑みに、

いつもながら心が癒される。

・・・

「…ああ。お疲れ様」


「社長、今夜は?」


「今夜はちょっと会長の家に行く用があるから、

帰りが遅くなるよ・・・

食事の用意もいい・・・たまには、

友人と食事でもして、楽しんでおいで」

そう言って微笑むと、

「わかりました」

と言って、頷き、一礼した亜紀は、

社長室を出ていった・・・

・・・

誰もいなくなった社長室。

思わずため息が出る。

会長と、美登里の関係・・・

亜紀の父親と親交があったとは言ってたが、

それにしては、仲の良さが友人と言う感じではなかった。

私は早く真相が知りたくて、

会社を出た。
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