冷酷社長の極上の愛
…時計に目をやると、

会長が指定していた時間が迫っていた。

・・・

会長の計らいで、

秘書が迎えに来てくれたようだ。

「今日の仕事は、もう他にはないな?」

光司に問いかけると、


「ええ。もう今日の仕事は終わっています。

でも会長の秘書の方が、社長に用事だなんて、

一体なんなんですかね?」

不思議そうな顔をして、

光輝が私に問いかける。

・・・

光輝や亜紀も、こちらに目線を向け、

答えを待ってる様子だった。

・・・

「・・・あれだ、仕事の件で、

呼び出しを受けていたんだ・・・

行ってくるから、後の事は頼んだぞ?

仕事が済んだら帰っていいからな?」


「「かしこまりました」」

声が重なって、

私は頷くと、カバンを持ち、

会社を後にした。
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