冷酷社長の極上の愛
「失礼いたします。

今日は、時間を作ってくださり、

申し訳なく思うとともに、感謝してます」

そう言って入ってきたのは・・・

・・・

「宗吾さん」

・・・そうか。

亜紀と、宗吾さんの事で、

私に会いたいとおっしゃったのね。

それなら、

奥様も承諾してくださったのも納得できる。

・・・

「宗吾と、亜紀さんの事をお願いに上がったのです。

私の息子と、貴女の大事な娘さんの交際を

認めてもらいたくて・・・」

そう言った瞬間、

会長は正座したまま、

私に頭を下げた。

私は驚いて、頭をあげさせた。

・・・

「会長、私なんかに頭を下げないでください」

「・・・いや、今日は、自分の役職など関係ない。

父親として、息子たちの恋愛を、応援し、

貴女に認めてもらいたいそれだけなんです」


「・・・」

顔が歪む。

そんな事は分かってるのよ。
< 202 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop