冷酷社長の極上の愛
「亜紀を、宜しくお願いいたします」

そう言って、深々と頭を下げた。

・・・

「ありがとうございます・・・」

宗吾さんも、頭を下げた。

・・・

…ガラッ。

突然開いたドア。

私と宗吾さんは驚き、

ドアの方に目を向けた。

・・・

「…お母さん」

そう言ってそこに立っていたのは、

私の大事な娘、亜紀だった。

・・・

「・・・亜紀?」

名前を呼んだ途端、

その場に土下座した亜紀。

私は驚き、急いで亜紀の元に駆け寄った。

・・・

「何してるの?」

「・・・宗吾さんとの交際を認めてください!」

「「・・・」」

突然の申し出に、私は宗吾さんに目線を向けた。

私に任せてくださいと言うような顔で、

頷いた宗吾さんは、亜紀と同じ目線まで、

腰を下ろした。
< 207 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop