冷酷社長の極上の愛
私は何も言えなくて、

黙り込んだ・・・


分かってる…分かってはいるの。

大人の、男性ですもの・・・

好きな女と、そう言う関係になりたい、

その欲求は絶対あると思う。

…私だって、最近、その気になる事はあるの。

好きな人ですもの・・・

・・・

あと一歩の所で、

理性が邪魔をする・・・

ヤッタ事のない不安が、一気に押し寄せてくる。

・・・

どうすれば、

その先に進めるのか・・・

考えても、わからない。

・・・

「エッチなんて、頭でするもんじゃないでしょ?」

私の呟きに、そう言ったのは光輝。


「だって、つい、考えちゃって・・・」

俯いてしまった私。


「どうしても何か考えてしまうなら、

社長の事だけ、考えてみてはいかがですか?」

そう言って優しく微笑んだ光司。
< 216 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop