冷酷社長の極上の愛
そう思ったら、

どんな不安もいつの間にか、無くなっていた。

・・・

その先に待っていた物は、

快楽と言う、

最高に甘いご褒美だった。

そして何より、宗吾と繋がれた嬉しさと、

宗吾の愛がそこには溢れていた。

・・・

行為が終わり、

裸のまま抱き合っていた。

「…痛むか?」

優しい声で、私に問いかける宗吾。

・・・

「大丈夫・・・です」

そっと宗吾を見上げ、言った言葉。

自然と笑みがこぼれていた。

・・・

そんな私を見て、

宗吾は私をきつく抱きしめた。

「宗吾、さん?」

ちょっと驚いて、宗吾の名を呼ぶ。

・・・

「亜紀を・・・」

「・・え?」

「亜紀を壊してしまうんじゃないかと思った」
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