冷酷社長の極上の愛
思っても見ない言葉に、

目を見開いた私。

・・・

宗吾は少しバツの悪そうな顔をして、

困ったように笑った。

・・・

「亜紀の体は華奢だから・・・

実は、最後までするのも、ためらっていたんだ」


「・・・そう、なんですか?」


「初めてだし・・・

私の理性が崩壊してしまえば、

華奢な君を壊してしまいそうで・・・

でも、受け入れてくれたから・・・

安心した・・・」



「宗吾さん・・・」


「・・ん?」


「今まで、待ってくれて、ありがとう・・・

私はもう、大丈夫だから・・・

何も、我慢しないでくださいね?」


「・・・亜紀」

私の頬を優しく撫で、

宗吾は微笑むと、もう一度、

私にとろけるキスをした。
< 223 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop