冷酷社長の極上の愛
これから知っていけばいい。

これから先が長いのだから。

・・・

「大沢、美影?」

その名を口にした途端、

宗吾の顔が険しくなった。

・・・

「はい・・・

社長の幼なじみだとか?

本当にそうなんですか?」


宗吾に問いかけると、

小さく頷いた。


「確かに美影は私の幼なじみだ・・・だが」


突然私の顔をまじまじと見つめた宗吾。

その迫力に、少し後ずさり。


「な、なんですか?」


「美影には気をつけろ」


「・・・え??」

「人の女を横取りするのが、

アイツの悪い癖だ・・・

最近全く姿を見ないと思って、

安心していたんだが…亜紀」


「は、はい」
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