冷酷社長の極上の愛
社長室。

ソファーに向かい合って座っている。

宗吾の横には、秘書としての私。

後ろで立っていると言ってるのに、

いいから横に座っていろと、怒られる始末。

・・・

私は渋々横に座って、

向かい合ってる相手に目線を向けた。

・・・

「今回はどういった用件だ…美影」

冷静な口調であったが、

宗吾の顔に、笑顔はない。

・・・

それとは対照的に、

優しい微笑みを浮かべ、私や宗吾を見てる美影。

「もちろん、仕事の話しできたんだよ、宗吾。

いや、白鳥社長・・・

今度うちの会社が、大型のショッピングモールを

作ることになってね・・・

その建設を、是非、白鳥に任せたいと思って」

・・・

美影の言葉に、宗吾は黙って聞いていた。

私はどうしていいかわからず、

少しオドオドしていた。


「なんだか、小動物みたいですね」

そう言って笑った美影。
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