冷酷社長の極上の愛
社長に楯突いた私に驚く現場監督。

「いいんです、秘書さん・・・

私がいけないんですから・・・」

そう言って私を必死に止める。

・・・

でも、私はもう止まりそうになかった。

頭のどこかでは、

辞表を書く覚悟も、

どこかでできてたのかもしれない。

・・・

「いいわけないです。

現場の人たちが頑張るから、

私たちは安心して任せられる。

…違いますか、社長」


・・・

足を止め、こちらに向き直った宗吾。

私と現場監督は息を呑んだ。

・・・

溜息をつき、宗吾はまっすぐにこちらを見た。


「…確かにそう言ったのは私だな。

・・・話だけ、聞こう。

だが、納得できない事なら、辞めてもらう」

そう言った宗吾に私はホッと溜息をついた。

・・・

現場監督は必死に説明を始めた。
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