冷酷社長の極上の愛
そう言った美影は笑顔を私に向ける。

小動物?私が?

どうしてそう見えるのかわからず、

キョトンとしていると、

「美影の言ってる事など気にするな。

美影、仕事の話しならさっき契約書でも確認したが、

これだけ大掛かりな建設だ、快く受けるが・・・

亜紀には指一本触れるな・・・

仕事とプライベートを混同するな、いいな、美影?」

・・・

低い声で美影を威嚇する宗吾。

でも美影はいつもの事だと、

別に何とも思っていない様子・・・

「わかってるさ宗吾。

仕事は仕事。・・・・

プライベートはプライベート。・・・・

今回は仕事できただけだ。

でも、これからよろしくね、亜紀ちゃん」


そう言ってニッコリ笑った美影。

そのあまりに綺麗な笑顔に、

私は逆に恐ろしさを感じてしまった。

・・・

美影には近づくな。

宗吾の言ってる言葉の意味が、

今はなんとなく理解できる・・・
< 230 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop