冷酷社長の極上の愛
建設中。

亜紀と美影が会う事は一度だってなかった。

何が何でも、そうならないように、

避けてきた。

その甲斐あって、亜紀は

美影に奪われることはなかった。

・・・

「私の部屋に案内しましょう」

美影はそう言って微笑み、

最上階にある、社長室に案内した。

・・・

街が一望できる大きな窓。

洗練された家具。

「今後も、何かあれば、仕事を頼みますが、

良いかな宗吾?」


「もちろんだ、仕事の話しなら、

いくらでも受ける」

・・・

和やかになった雰囲気を、

一瞬にして美影が壊した。


「ここからはプライベートだよ、宗吾」

「…プライベート?」


「好きなんだ、どうしようもなく・・・

私と付き合ってくれないか?」
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