冷酷社長の極上の愛
突然の告白に、

私と亜紀は目を見合わせた。

・・・

危機感を感じた私は、亜紀を抱き寄せた。

・・・

「まだ、諦めがつかないのか、美影?」

そう言って美影を睨む。

・・・

美影は切なげな表情で、

こちらを見つめた。


「…当たり前だ。

何年。片思いしたと思ってるんだ?」


「・・・」

何年?亜紀と知り合って、一年経つか経たないか、

だと言うのに、

もう何年も片思いしてる言い方だな。

・・・

そう思った瞬間だった。

・・・

ありえないだろ?

何なんだこの状況は?!

そう思う事しかできなかった。
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