冷酷社長の極上の愛
会社に着き、

私と光司は、宗吾の後ろをついていく。

エレベーターの前。

血相変えて、

先に出社していた光輝が、

私たちの前に走ってきた。

「どうした、光輝。そんなに慌てて?」

冷静な口調で光輝に問いかける宗吾。

・・・

「М社の社長が契約内容が違うと、

先ほど連絡がり、こんな事なら契約は打ち切ると」


「…担当の者はどこだ?」


「それが今、

M社に向かって話をしに行ってるんですが、

社長は合わないの一点張りらしくて」

そう言った光輝は深い溜息をついた。

・・・

「…仕方がない、私が行こう。

光司、車を出してくれ。

光輝は今日の業務の変更と代理を頼む」


「わかりました」


「あの、私は?」

宗吾に問いかけると、宗吾は優しく微笑んだ。

「亜紀は、社に残って、光輝のフォローを頼む」

「…分かりました」
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