冷酷社長の極上の愛
「ホント、ゴメン」

もう一度私に謝った光輝は、

食堂を出ていった。

・・・

私の心配が現実になるなんて、

なんだかとっても、いやな予感。

・・・

お皿を下げた私は、

そそくさと秘書室に帰った。

・・・

いつもはせわしなく、

光輝や光司が動き回る秘書室。

時々、宗吾が出てきて、

仕事の話しやら、

他愛もない話をして、

楽しい場所のはずなのに、

今はがらんとして、全然楽しくない。

・・・

ダメ、ダメだ。

・・・

悪い方に考えすぎ。

私は気を取り直して、

仕事に取り掛かった。

・・・

午後9時。

ずっと待っているのに、誰も帰ってこない。

携帯も誰も出ない。
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