冷酷社長の極上の愛
【宗吾side】

…やっと事を丸く納めたのは、

午後10時をまわっていた。

光司だけでは手が足りず、光輝まで借りだす

羽目になるとは…

「今日はすまなかった」

光司や光輝に向けて、謝罪する。

・・・

「謝らないでください。

これは仕事ですし、もし謝るとすれば、

この担当の者でしょ?」

そう言った光司。

・・・

「俺達より、亜紀に、謝ってくださいよ。

こんない仕事はいつもの事ですけど、

ずっと心配してたんですよ、亜紀」

そう言ってこちらを見た光輝。

・・・

「まだ、会社にいるだろうか?」

「…どうでしょう?

私もさっきから何度か連絡してるんですけど、

携帯に出ないんですよ。

秘書室にも電話をかけてるんですけど・・・」

そう言って溜息をついた光司。

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