冷酷社長の極上の愛
亜紀が目を覚ました。

その顔がまた何とも言えない可愛らしさで、

思わず笑ってしまった。

・・・

「宗吾、さん?」


「やっと起きたな」


「…何で笑ってるんですか?

・・・ここ、どこですか?」

まだはっきりしない亜紀の頭。

私は分かるように、

今までの経緯を話す。

そのうち頭が冴えてきたのか、

亜紀の顔がみるみる赤くなっていった。

・・・

「・・・ごめんなさい」

「なぜ、謝る?」


「わざわざここまで連れ帰ってくれて、

仕事で疲れてるのに、申し訳なくて」


「…そんな事、気にするな。

私の言いつけを守って、社に残っていたのだろう?」


「・・・」

亜紀は黙って頷いた。

「私の事、心配してくれてたんだって?」

「///!!…誰に聞いたんですか?」
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