冷酷社長の極上の愛
そんな幸せな毎日。

美影が私に近寄る事はなかった。

きっと取り越し苦労だ。

そう思い始めていた。

・・・

「たまには、2人でデートでも行こうか?」

「え?!」

社長室。

今日の日程を話し合ってると、

突然言い出した宗吾。

嬉しい誘いに、

私は二つ返事で快諾した。

・・・

「今度の週末は、

仕事も終わって空きの日が出来る。

その日に日帰り旅行でも行こう」


「旅行?!」


「ああ。今までどこにも二人で行く事なんてなかった。

何もない日なんて珍しいんだから、

こんな時に出かけないでいつ行く?」


「はい!楽しみにしておきます。

でも…どこに行くんですか?」


「週末までのお楽しみ」

宗吾はそう言ってフッと笑った。
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