冷酷社長の極上の愛
宗吾は確かに必ず行くと言った。

それに、もし仕事の都合で行けなくなったのなら、

今ここにいるのは、

きっと光輝か光司のどちらかだろう。

何があっても、

美影なんかに代理など頼むなんて、

絶対にありえない。

・・・

「宗吾さんは、そんなことしません」

私ははっきりと言った。

それでも美影は動じない。

・・・

「そんな事は分かりませんよ」


「分かります。あなたなんかに、

自分の代理を任せるなんて、絶対にない。

もし誰かに頼むなら、光司さんか光輝さんに

頼むはずでしょうから」

私も負けじと美影に言い放つ。

・・・

しばらくの沈黙の後、

美影はクスクスと笑いだした。

「何が可笑しいんですか?」

私は眉間にしわを寄せ、美影を見る。

すると美影は…
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