冷酷社長の極上の愛
「その通りですよ。

宗吾が私に貴女を任せるなんてありえない。

私が勝手に、ここに来たんです」


「・・・あの」


「・・・何か?」


「どうして、私がここにいるのを知ってるんですか?」


「フッ・・・いい質問ですね。

貴女の会社に、情報を横流ししてくれる、

奇特な方がいるんですよ。

仕事の事は何一つ横流しはしませんが、

貴女に関しての情報は、すべて私の元に来るようになってます」



「…最低ですね」


「褒め言葉として取っておきますよ。

じゃあ、行きましょうか?」


「・・・どこに?」


「今日は、日帰り旅行に行くんですよね?」


「?!!…貴方なんかと行くはずないでしょう?」

呆れ顔でそう言えば、

「オレは君と行くつもりで来た」

悪びれもなくそう言った。
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