冷酷社長の極上の愛
「大沢美影さん。

私なんかより、ずっともっと、

素敵な人が現れると思います。

まだそんな素敵な女性に出会えていないだけ。

いつか必ず、そんな女性が、

大沢さんの前に現れます」

私はどこか落ち着いていた。

・・・

美影の本当の心は、

きっとすごく繊細で綺麗なんだと思った。


「そんな事がどうして言いきれる?」

「私が宗吾さんと出会ったように・・・

宗吾さんが私を見つけたように・・・

誰にでも運命の人って、いると思うんです」



「フッ。そんなのキレイ事だね」



「そうかもしれません・・・

でも、本当に美影さんを知った人は、

必ず貴方に恋をする・・・

私でも思いますから、美影さんが素敵だって」


「…おい、亜紀」

少しムッとした顔の宗吾。

私はニコッと笑って、宗吾を見つめた。
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