冷酷社長の極上の愛
・・・別に悪いコトをしてるわけじゃない。

でもなんだか残業が、

悪いコトをしてるような罪悪感。

・・・

今日中に終わらせれば、

残業なんてないわけだし、

一日だけならいいよね?

・・・

スーツを脱ぎ、

シャツをまくり上げた私は、

臨戦態勢に入った。

…頑張らなきゃ。

・・・

少しずつ片づけられていく書類の山。

・・・

何時間経過したのか、

気が付いた時には、

お腹がグーッと音を立てた。

・・・

「お腹すいた・・・

ちょっとコンビニでも行って来よう・・・?!!」

立ち上がった私は固まった。

・・・

人の気配も、

ドアが開く音も聞こえなかった。

それなのに、

今、私の目の前に、人がいる。
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