冷酷社長の極上の愛
晴香と別れ、総務課に入った私。

・・・その途端、

社員全員の視線が私に注がれた。

…痛い。

皆辞令の張り紙を見たのだろう。

・・・

「お、おは、おはようございます」

カミカミモード全開で、みんなに挨拶する。

・・・

?!!

顔を上げた途端、

私の目に飛び込んできたのは、

段ボールを抱えた課長だった。

…ドサッ。

「・・・あの、これは?」

段ボールを手渡され、

困惑する私。

・・・

そんな私を見て、

大きな溜息をついた課長。


「前原、お前は今日から秘書課に移動だろ?

これはお前のデスクに置かれてた荷物だ。

これ持ってさっさと行け・・・

それにしても、仕事もまともにできないお前が、

何で秘書課なんだ?」

…グサッ。
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