冷酷社長の極上の愛
宗吾の質問に、

光輝は悪びれもなく昨日の事を、

話してしまった。


「え?それは、昨日の残業の時からですけど?」

・・・あ。

と思った時には、

冷たい視線を私に向けた宗吾と目が合った。


・・・

「…残業だと?

前原、昨日は、

あの仕事で終わりだと言ってたはずだよな?」


問い詰められ、

私は成す術もなく、

目を泳がせるしかなかった・・・


「社長。そろそろお時間では?」

助け舟を出してくれたのは、

光司チーフ。

今は光司が、神様に見える。

・・・

「…光輝。

お前がどうこうに付き合え、いいな?」

低い声に、さすがの光輝も苦笑いをしながら、

頷いた。

墓穴を掘った光輝が悪い。

そう思わずにはいられなかった。
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