冷酷社長の極上の愛
・・・

今日は、仕事を定時に終わらせることが出来た。

・・・

宗吾はまだ仕事中。

私は宗吾に挨拶をする。


「社長、今日の業務は終了しました。

他に何もなければ、帰らせていただきますが?」


私の言葉に、

パソコンの手が止まった。

・・・

私を見上げた宗吾は、

いつものように、冷たい眼差しだった。

・・・

私、何か失敗でもしたのかしら?

そう思うと、ビクビクしてしまう。

・・・

「・・・あの」

「もうすぐ、仕事が終わる。

この後、ちょっと付き合ってくれないか?」


「・・・?」


「連れて行きたい所がある」

「・・・」


「付き合うのか、付き合わないのか?」

答えを急かされ、

「エ、はい、行きます」

そう答えるしかなかった。
< 57 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop