冷酷社長の極上の愛
宗吾も仕事を終え、

私に一声かけると、

付いてくるように言われた。

・・・

地下駐車場。

宗吾のプライベートの車に乗るよう言われ、

困惑する。

「あの、どこに行くんですか?」

「付いてくれば分かる」

「・・・」

・・・

行先も告げず、

ちょっと不安に思いながら、

宗吾の車に乗り込んだ。

・・・

「・・・ここは」

連れてこられたのは、

街外れの庭園。

一年中色んな花々が咲き乱れる

憩いの場所。

私は父や母とよくここに来ていた。

…とくに父は花が大好きで、

私もこの庭園が好きになった。

・・・

「ここに来たことはあるか?」

私の手を取り、歩き出した宗吾。

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