冷酷社長の極上の愛
凄く大人びてるのに、

言動がどことなく幼稚な所もあったりして、

でもそこが魅かれる要素でもあった。

・・・

会う度に、魅かれていく自分。でも、

彼女に自分の名を伝える事もなく、

そして彼女の名を聞くことすらできなかった。

・・・

オレはこの時30歳。

その年齢でもう、会社の社長をしていた。

社長と言うだけで、

そのブランドに群がる女たち。

それが嫌だった。

彼女とは、それを抜きにして、

接していたかった・・・

・・・

「…なぜ、泣いてる?」

「…パパが、この庭園が大好きだったパパが、

今日お空の星になったんです」


「・・・」

「今日はパパを忍んでここに来ました。

でも、それも今日でおしまい・・・」

・・・おしまい?

その言葉の意味がよくわからなかった。
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