冷酷社長の極上の愛
・・・

「後は二人で色々話してね?」

そう言った母は、

逃げるようにその場を去ってしまった。

・・・おいおい、

私にどうしろって言うのよ?

見ず知らずの男と、

一体何の話しをすればいいのか。

・・・

「初めましてじゃないのは、

知ってましたか?」

突然の質問に、目が大きくなる。

・・・

「・・・会ったことがありましたか?」


「会社のパーテイーなどで何度かお話しした事が

ありました・・・

亜紀さんのお父様とうちの父は、

親友でした。

いつも、亜紀さんを傍に置いていて、

可愛い人だなあって、思っていました」

そう言って微笑んだ新。

・・・

パーテイーに行った事があるのは覚えてる。

でも、あんな大勢の人のいる場所で、

いちいち人の顔や名前を覚える事など、

無理に等しい・・・
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