磯口家執事





「それよか晋作!17歳だなっ、おめでとう!!」



「うん、ありがとう」



宙が昨日のうちに着きたかった理由である。



昨日は晋作の誕生日だった。



宙は昔から家族をとても大事にする人間で、誕生日のたびに祝ってくれるのだ。



「おーい、ホセー」



ニコニコしながら、宙が開け放しになっていたドアに声をかけた。












「はい、御主人様」







「………?」



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