磯口家執事




――入ってきたのは、一人の青年だった。



彫りの深い端正な顔立ちと、すらりとした脚が印象的だ。

























「ホセ・エセルバート・輝弥と申します。本日より坊っちゃんにお仕え致します」











爽やかなだけでないその笑みに、心臓がどきりと跳ねた。



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