イケメン女子の学園生活 〜番外編〜


「可愛いよぉさっくん!家で飼いたぁい!」

『リスは猫を飼えねーよ』

「ん?」



てか、泪に言われるとお前のが可愛いから。としか思わない。

君は私服も可愛いな。



「…ここで一つ提案が!」

『?何、哲』


そんなオレ達の様子を見ていた哲がビシッと人差し指を掲げ言った。



「こんな機会ないんだし、これから皆各自一つ朔月に言って欲しい事を言って貰う!…ってのは?」

「良いね!ソレ!流っ石哲!」

「賛成〜♪」

「俺も賛成」

「……任せる」

「たまには役に立つじゃねぇか」



待て待て待て。

哲の注文だけならまだしも、皆各自一つだと!?

計6回も何かすんのか!?


『…ヤダ』

「朔月、お願い!折角だし楽しもーぜ!」

『待て。じゃあオレのメリットは?』

「ん〜〜〜……じゃ、これやったら一切朔月のソレには触れない、で。ど?」

『……』

「良いねー、ソレ。断ったら可愛いって愛でまくるから!」



………チッ。

激しくウザい。



『…わあったよ!やったるよ!その代わり、一つだけだからな!』

「(よっぽど愛でられたくないんだな…)」




何だってやったるよ!


どうせ只で済むとは思ってなかったんだ、哲に救われたと思って全力でやったるよ!


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