青い鳥
渚side



百花と燐は特別だった



私は昔から人が苦手で
人も私を苦手としていた



でも、この二人は違った



普通に接してくれた




燐が百花のことが好きだったってことも知っていた



燐はわかりやすいから・・・



二人の前でなら私も自分を出せた




私はきっとこの頃から燐の事が好きだったんだと思う



でもこのことは誰にも言わなかった

言えなかった


百花にも



離れてしまうのが怖かったから




燐は次第に私が一人でいる時にも声をかけてくれるようになった



すごく嬉しかった



あんなに男の子と話したのは二人目だったから



どんなに燐の事を想ってても伝わらなかった



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