青い鳥
お焼香の匂いと煙が立ち込め
お経が聞こえる中私は涙が止まらなかった
博樹のお母さんの顔をみると涙が出てきた
周りには中学の同級生の顔があった
交通事故だったらしい
登校中急いでスピードを出していた車にはねられたと聞いた
「燐、神様をまだ信じてる?」
「運命ってやつかな」
「へ?」
「博樹が死んだのも運命ってやつなのか?」
「運命なんかないよ、必然だったんだ。でも、博樹の青ざめた冷たい顔を見て世界は残酷だって思った」
「・・・」
「二年ぐらい前まで私の隣でふざけて笑ってたんだよ。高校生になって会わなくなっちゃったけど、博樹のことすごい覚えてる」
「あいつよく言ってたんだ。俺は大人になったら高級料理店開いてお前に腹一杯に食わしてやるって。あいつ、勉強はできなかったけど手先はスゲぇ器用で・・・何が高級料理だよ。俺はまだあいつの得意なオムライスしか食ってねぇよ」
あんなに泣いている燐を初めて見た
「人間ってすごく脆いよね。簡単に壊れちゃう。人の死を間近に見ると思うんだ。私もいつ壊れちゃうのかなって」
お経が聞こえる中私は涙が止まらなかった
博樹のお母さんの顔をみると涙が出てきた
周りには中学の同級生の顔があった
交通事故だったらしい
登校中急いでスピードを出していた車にはねられたと聞いた
「燐、神様をまだ信じてる?」
「運命ってやつかな」
「へ?」
「博樹が死んだのも運命ってやつなのか?」
「運命なんかないよ、必然だったんだ。でも、博樹の青ざめた冷たい顔を見て世界は残酷だって思った」
「・・・」
「二年ぐらい前まで私の隣でふざけて笑ってたんだよ。高校生になって会わなくなっちゃったけど、博樹のことすごい覚えてる」
「あいつよく言ってたんだ。俺は大人になったら高級料理店開いてお前に腹一杯に食わしてやるって。あいつ、勉強はできなかったけど手先はスゲぇ器用で・・・何が高級料理だよ。俺はまだあいつの得意なオムライスしか食ってねぇよ」
あんなに泣いている燐を初めて見た
「人間ってすごく脆いよね。簡単に壊れちゃう。人の死を間近に見ると思うんだ。私もいつ壊れちゃうのかなって」