私はバカなのですか??
~2カ月前~



ピーンポーンパーンポーン

昼休み中に放送があった。


私は関係ないと思ったのもつかの間、


「えっえ~と…2-2の宮田恵那(ミヤタエナ)さん。
至急職員室までお願いします!!」


『えっ!?私』

あっ!私は宮田恵那です!

私は中学校二年生です。
吹奏楽のパーカッション担当です。


性格はとにかく鈍感&天然と言われてます!

って自己紹介してる場合じゃないや!

『恵那ちゃん!早く職員室行きなよ!』

『うん…!ごめんね』

さっき人は一番の親友の尾上千秋(オノウエチアキ)こと、ちぃです。

てかなんで職員室に呼ばれたの?
悪いことした覚えないけどなぁ~…。


コンコン

ガラッ

『失礼します~』

「あっやっと来たかぁ~。徳田~徳田~!来たぞ!」

『あっ宮田さ~ん!』


誰っ??

『あのこのハンカチ落としたまま行っちゃった時があって、直接話しかけるのはあれ…なんで放送しました~!』


『先生~この人…バカですか?』

「ハッハッハまぁまぁこいつ、一生懸命放送させて下さいってうるさいくらい言って来てなぁ~」

『やめて下さいよ~!!顔から火が出るほど恥ずかしかったんですから~~!』

「悪い悪い~」

『あっあの~ハンカチ…』


『あっありがとう…えっと…』

『あっ田原悠(タハラユウ)です!』

『ありがとう♪田原さん』



これがあなたとの初めての出会いだった…。
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