彼との“契約”
「さてと・・・、家の人も心配してると思うから、帰った帰った!!」




「俺?帰らないよ。」







又,何を言いだすのか
この男は・・・。




「何言ってんの?家族が心配してるよ!!」











「俺、家族居ないから。
俺が小さい頃,両親は交通事故で亡くなったから。」










・・・。悪いこと聞いたかな。








「ごめんね。」




すると笑って,
「気にするな。」
って・・・。








気にするよ・・・。









だって、悲しそうに笑うから。









ねぇ・・・・。


私達は偶然出逢った。


それなのに・・・。


“彼”と私は似ている。









これは“運命”なのかな・・・?
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