【短編】惚れやすい女
場所はよくわからないけど山を降りたところ。
看板を見たら家から車で30分程の距離のところだった。
道は結構車が通る。
見つからないようにちょっと隠れた。
タクシーを拾おうと思った。
でもよく考えたら出してくれると思ってあんま持ってきてなかったお金をさっきの食事のときに割り勘で出したことを思い出した。
所持金、1000円ちょっと。
とても帰れない。
そんなときに啓くんからメールが届いた。
たわいない挨拶のような内容だったけど、啓くんに電話をかけ、助けを求めた。
不思議と人の声を聞くとガタガタ震え始めた。
安心したのかな。
啓くんは迎えに来る。と言って危ないからって電話を切るなと言ってくれた。
安心してまだ震えが止まらない。
足がガクガクしてた。
そして20分ほどで啓くんが来てくれた。
あんなことしてる人なのになんで顔を見た瞬間安心したんだろう…。
不思議な気持ちになった。
「里香ちゃん…だめだよ、簡単に男について行っちゃ…。」
そんなこと言うけど前に自分だってわたし誘ったじゃん。
ちゃっかりヤったじゃん。
黙ってるわたしに啓くんは続けた。
「男は優しくないんだよ?」
そんなあなただって男じゃない。
ツッコミどころ満載すぎて笑いが出そうだった。
でもそのお蔭なのか、震えが止まってた。
看板を見たら家から車で30分程の距離のところだった。
道は結構車が通る。
見つからないようにちょっと隠れた。
タクシーを拾おうと思った。
でもよく考えたら出してくれると思ってあんま持ってきてなかったお金をさっきの食事のときに割り勘で出したことを思い出した。
所持金、1000円ちょっと。
とても帰れない。
そんなときに啓くんからメールが届いた。
たわいない挨拶のような内容だったけど、啓くんに電話をかけ、助けを求めた。
不思議と人の声を聞くとガタガタ震え始めた。
安心したのかな。
啓くんは迎えに来る。と言って危ないからって電話を切るなと言ってくれた。
安心してまだ震えが止まらない。
足がガクガクしてた。
そして20分ほどで啓くんが来てくれた。
あんなことしてる人なのになんで顔を見た瞬間安心したんだろう…。
不思議な気持ちになった。
「里香ちゃん…だめだよ、簡単に男について行っちゃ…。」
そんなこと言うけど前に自分だってわたし誘ったじゃん。
ちゃっかりヤったじゃん。
黙ってるわたしに啓くんは続けた。
「男は優しくないんだよ?」
そんなあなただって男じゃない。
ツッコミどころ満載すぎて笑いが出そうだった。
でもそのお蔭なのか、震えが止まってた。