【短編】惚れやすい女
酒を飲んでて若干興味を持ち始めてたわたし。

タバコを吸うからきっとできるよね??

ちょっとだけやってみたいな。


そう思ってしまい、


「啓くん、わたしもちょっとだけやりたいかも…。」


言ってしまった。


「いいよいいよ、新しいののせるね。」


そう言って啓くんはわたしに火をつけるだけにしてくれた。

さっき啓くんの見てたからわかる。

つけながら吸うんだ。

タバコと一緒。


火をつけ、大きく吸った。

そして吐いた。


何も変わらない。



「どう、久々なこの感覚は。」


啓くんがニヤけながら聞く。


「うぅ~ん…まだ微妙。」


わかんなくてそう答える。


それから上に乗ったのを何度か火をつけ吸った。



酒を飲んでたこともあり、次第に…まわった。


そして気持ちよくなった。


そんなとき啓くんがわたしの首に手を伸ばして抱きしめてきた。

首元に顔を近づけ、


「いいにおいがする。」


と言って首元にキスをする。


「香水だよ。」


大好きなDiorの香水と言って避けたかった。

ヤるのを。


でも次に啓くんはわたしの唇にキスをした。
< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop