私が王子様の婚約者!?
「おはよう。紗枝。」

そう、わたしに婚約者宣言をした榊原悠翔がいたのだ。

お姉ちゃんもビックリしてる。

「おはようございます。水無月会長。」

「お、おはよ!紗枝のこと、婚約者にしてくれたみたいね。」

お、お姉ちゃん…

「さすが!会長。情報がはやいですね。」

「ふふ…会長の情報網なめないでくれる?あ、これからは義姉さんでいいわよ♪」

「それはプライペートだけでお呼びしますね…」

あなたたち、私を除いて、話をすすめないでください…

「優枝、紗枝!何してるの?遅刻するわよ…って、そちらのイケメンはどなた?」

げっ!お母さん…
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