LOVE&SWEET
「ありがとう…じゃあ…」


「おう」

今度は美香が俺に背を向けて、走って行った。





それから一週間経ったある日…


俺はエリと、放課後デートをしていた。



「もしもし、明人君??助けて…」

美香からだった。


「きゃ〜!!!」

電話ごしに、美香の声が聞こえた。



「助けを求めてきたら助けろ」
これは親父がガキん時によく言ってた言葉。


「エリ…わりぃ、ちょっと急用ができた。先帰れるか??」

「…うん…」


エリは下を向いたまま答えた。



俺はそのエリの気持ちに気付いてあげるべきだった…






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